プライマリーの子ども達はお仕事の部屋に入るときに砂文字をなぞり、同じ文字をチョークで書き順を意識しながら小さな黒板に書きます。そして、選んだ数だけ先生に抱きしめてもらいます。そんな子どもたちの姿を、見守ってくれている「お花」のご紹介です。週2回 夕方のお掃除で来て下さるシルバーさんが、ご自分のお庭や道端の草花を摘み、小さな花瓶に生けてくださいます。初めは職員トイレに飾って下さっていたものが、あまりにも愛らしく「ぜひ子ども達のお部屋にも、生けていただけませんか」とお願いしたところ、「もちろん喜んで!」となりました。花瓶の傍には、飾られたお花の名前がひらがなで書かれています。子ども達は「言語の敏感期」なので、ちいさな文字には興味津々です。自分から名前を読み上げたり「なんてかいてあるの?」と一緒に文字を指で追って読んでみたり…。シルバーさんからの深い愛情が感じられて、草花を眺めながら、言葉では表しがたい優しい気持ちになります。